綺麗になった娘の歯を見て母は涙・涙・涙・・・
綺麗になった娘の歯を見て母は涙・涙・涙・・・
12歳 女の子 症例名:叢生(そうせい)症状叢生(そうせい)を矯正した12歳 女の子の体験談
私は歯並びが悪くすっと悩んできましたが、娘の歯並びはとても綺麗なので安心していました。
ところが、7歳ぐらいから状況が変わってきました。下の前歯の乳歯より後ろ側から永久歯が生えてきたのです。
そのために、下の前歯の歯並びがデコボコになってしまいました。しかし、そのときは、「これからもまだ成長していくのだから、しばらく様子を見ていれば良くなるかもしれない」と、考えました。
その後、前歯の乳歯が全て生え変わっていきました。生え変わっていく中で、顎が大きくなってデコボコが無くなっていくことを期待していたのですが、状況は改善されませんでした。
12歳になると、今度は上の前から3番目の歯が、かなり外側から生えてきて、八重歯になってきました。結局、永久歯が生えそろってみると、私とそっくりのデコボコになってしまったのです。
私自身、前歯のデコボコが大きいせいで、歯磨きがうまく出来す虫歯に悩まされました。また、どうしても自分の顔が貧相に思えて自信を持てずにいました。
その辛さを分かっている私は、
「自分の子供には絶対に同じ思いをさせたくない。何とかならないだろうか」
と、考えるようになりました。
そして、「治療費はどれぐらいだろう?」という不安はありましたが、近くの歯科医院ヘ矯正治療の相談をすることにしました。
矯正相談で、娘は顎の骨が小さすぎて、歯が綺麗に並ぶためのスペースが足りない。そのために、歯がデコポコになったのだと説明してくれました。
それを改善するためには、顎の幅を広げるか、歯を抜くという方法があり、娘の場合、年齢的にまだ顎が大きくなる余地があるので、歯を抜かずに済むということでした。
また、娘と同年齢で、同じような歯並びで悩んだ女の子のビフォー・アフター写真を見せてもらいましたが、歯のデコボコがびっくりするくらい綺麗になっていました。
私は、「これは是非とも矯正治療を受けさせなければ」という気持ちになりました。また、治療費の方も約30万円と、想定内であることも分かりました。
しかし、肝心の娘の方は治療に消極的でした。医院で見せてちらったビフォー・アフター写真には感動していたようですが、矯正装置を付けることに、とても抵抗を感じていたのです。
そして、なにより、周りに矯正治療をしている友達がいないことに不安を募らせているようでした。
ただ、今の時点で嫌がっているとしても、
「この治療は将来この子のためになることは間違いない」
と、私は確信していたので、半ば無理やり説得し治療を開始することにしました。
初めて装置を装着したときは痛かったみたいで、娘にすごく悪態をつかれました。
時には泣いてしまうこともあり、「これは娘にためにやっているんだ」とは思っていても、流石に心が折れそうになりました。
そんなとき、先生、衛生士さん、助手さんが、娘だけでなく私のことも懸命に励ましてくれたので、なんとか治療を続けることが出来ました。
これは後で娘から聞いたのですが、実は矯正装置の痛みはすぐに慣れて、それほど苦痛ではなかったそうです。でも何となく私への反抗心があったそうです。
また、周りの友達からの冷やかしはなかったようで、逆に歯並びを気にしている友達から、うらやましがられることもあったそうです。
治療開始2ヶ月後には、デコボコだった歯並びが治っていく様子に感動して、治療に対してかなり前向きになりました。
そして治療開始から1年。順調に治療が進み、いよいよ装置を外す日が来ました。医院に行くと娘が一人診療室ヘ入り、私は待合室で待っていました。
30分ほど待っていると、診療室の方から私を呼ぶ声がしました。診療室に通されると、そこには、
今まで見たことがないくらいの満面の笑みの娘がいました。
矯正装置を外すと、娘の歯はとても輝いて見えました。
「歯並びが良くなると歯の色までも綺麗になっている」と錯覚するほどでした。 私は思わず娘に駆け寄り、抱きしめて人目も憚らず泣いてしまったのです。
そして、「お母さん、矯正治療を勧めてくれて有難う」と、娘が言ってくれたのです。
矯正治療は本当に素晴らしいですね。先生が言っていた「矯正治療は人の人生を大きく変える」という言葉は、決して大げさではないと思います。
さあ、次は私の番です。長年の悩みの種である、『悪い歯並び』をしっかり治そうと思っています。