インプラントの寿命はどれくらい?|インプラントを長持ちさせるコツ

広島県福山市 なかむら歯科クリニック

歯科医師 院長 中村幸生

インプラントはしっかりケアをすることで10~15年以上長く持ちます。今回はインプラントの寿命と長持ちさせるポイントについて紹介します。

インプラントの寿命とは

世界でもトップクラスのシェアを誇るメーカーによると、インプラントの10年生存率は10年で99.8%といわれています。またほとんどのメーカーで同じ数値の臨床研究結果が出ていることから、インプラントの寿命ははおおよそ10~15年以上といえるでしょう。

インプラントを長持ちさせるコツ

インプラントは保険が適用しない高額な治療になります。そのため長く持たせたいと思う方は多いでしょう。インプラントを長持ちさせるコツは以下のようなものがあります。
歯ぎしりや食いしばりの対策をする
メンテナンスを怠らないようにする
それぞれ詳しく解説します。

歯ぎしりや食いしばりの対策をする

仕事中や就寝時に無意識に歯ぎしりや食いしばりをする方は多いです。噛む力が強いとインプラントと被せ物の間にあるアバットメントに負担がかかることがあります。そのような場合はネジが緩くなったり、インプラントに負担がかかり破損したりする可能性が高くなります。

歯ぎしりや食いしばりの対策は就寝時に装着するナイトガードなどを使用することで、インプラントにかかる負担を軽減することができます。

メンテナンスを怠らないようにする

インプラントでも歯周病になることがあります。これはインプラント周囲粘膜炎やインプラント周囲炎と呼ばれています。インプラント周囲粘膜炎が発症するとインプラント周囲の歯肉が腫れたり出血したりする症状です。進行するとインプラント周囲の骨にまで感染しインプラントが脱落する可能性があります。これをインプラント周囲炎といいます。

インプラントは天然の歯と異なり、神経がありません。そのため自覚しにくく、病気が進行しやすい特徴があります。インプラントの歯周病を予防するためにも、自宅でのセルフケアと専門家によるプロフェッショナルケアを怠らないようにしましょう。

まとめ

インプラントはおおよそ10~15年以上持つといわれており、中には30年以上持つ方もいます。インプラントの寿命はメンテナンスをしっかり行うことで、長持ちさせることが可能です。また、歯ぎしりや食いしばりがある方でもナイトガードなどの対策をすることで、被せ物やインプラントに与えるダメージを軽減することができます。インプラント治療をご希望の方は、メンテナンスも考慮して受けるようにしましょう。

広島県福山市 なかむら歯科クリニック

歯科医師 院長 中村幸生

インプラント専用サイトインプラント専用サイト
FacebookTwitter
次の記事

インプラントはどのような手術をするの?

インプラントは医療費控除の対象!所得税を軽減するポイントを解説

前の記事

関連記事

歯科ブログ2024.03.28

インプラント治療のメンテナンス法:健康な歯を保つために

広島県福山市 なかむら歯科クリニック 歯科医師 院長 中村幸生です。 インプラント治療は、失った歯を補うための優れた選択

歯科ブログ2024.03.28

インプラントを長持ちさせるためのポイント

広島県福山市 なかむら歯科クリニック 歯科医師 院長 中村幸生です。 歯科治療の中でも、インプラントは非常に人気がある選

歯科ブログ2024.02.29

事故で折れた歯をインプラントで治療する方法

広島県福山市 なかむら歯科クリニック 歯科医師 院長 中村幸生 事故や怪我で歯を失った場合、その影響は見た目だけでなく、

歯科ブログ2021.10.08

歯が抜けたときはどうしたらいい?|歯が抜けたときの治療方法を解説<

広島県福山市 なかむら歯科クリニック 歯科医師 院長 中村幸生   むし歯や歯周病、打撲などの事故で歯は抜ける

歯科ブログ2021.11.19

インプラント治療に必要な費用

広島県福山市 なかむら歯科クリニック 歯科医師 院長 中村幸生   インプラントを検討されている方は、すでに歯

歯科ブログ2022.07.31

インプラント失敗?!インプラント治療で起こるトラブルと対策

インプラント治療は失った歯を補う治療方法として確立された治療方法です。しかし、インターネットや口コミでインプラント治療後